2008.02.15

「めがね」

「めがね」を下高井戸シネマで見てきた。うならせる映画。
面白みの側面、取っ付きやすさでは「かもめ食堂」の方が大衆受けするし、個人的にも好きだけど、描写というか深みが増してて「期待作」に相応しく、良かった。
荻上監督の作品、これからも見よう。作品ごとに映画に深みが増す監督って、私は好きだ。
そういう監督をまた見つけられたのも嬉しい。

その反対の顕著な例だと…塩田明彦監督とか…「害虫」で「おおおお!」だったのに、「カナリア」で「あれ?最後どうした!?」、「どろろ」で「えーーーーーーー」みたいな、方向転換しまくる&その都度評価がガタ落ちする監督って、世間では興行が良くても、映画好きとしては苦手…。
塩田監督は邦画におけるブロックバスター&シネコン戦略の犠牲者と考えておこう…。
何を目標に映画を撮っているのか理解しがたい。
あとは、大谷健太郎監督か…。「約三十の嘘」→「NANA」「NANA2」、興行主義に負けた。
良い監督を潰す興行目的の作品増加(原作は良いとして)と、それらに食い潰される監督たちは邦画の今後の課題かしらんー。
塩田監督とか大谷監督とかを見てると、あまりにもマッチしてないというか、作品を重ねるごとに「らしさ」がなくなっているような気がして、もうちょっとお互い選び合いましょうって感じだ。

凝った作りのパンフレット買っちゃったー(*゜ω゜*)(*゜ω゜*)
こういう面でも荻上監督の作品パンフは映画館を出てからも楽しめるし、好き。
このまま美術さんや衣装さんが固定化されたら、荻上組(大げさ過ぎか…)なんて、そのうち言うようになるんでしょうか。
多くを語らない静かな映画、セリフの少ない映画でここまで魅せるのはすごいなぁ、と。
詳しい感想はまた今度書こうー。深い感じで良かった、映画館で見られて良かった。


2年前、京都みなみ会館で市川崑監督の監督の「トッポ・ジージョのボタン戦争(67年)」を見た。
小学校の頃、「ビルマの竪琴(85年)」を見た。映画好きだった祖母は「吾輩は猫である(75年)」をVHSで見せてくれた。「八つ墓村(96年)」も見せてくれた。案外見ている…。
みなみ会館が早急に追悼上映会をやりそうなので要注意である。
ご冥福をお祈りします。

市川監督を偲びつつも、邦画は面白い、これからもいける、と思った1日だった。
だけれども、ここ最近、実相寺監督も市川監督も亡くなって、大島渚がメガホンとれない状態でとか、なんだか昭和末期生まれでもすごく寂しい気分だ。大島組再起してほしいなぁ…。「御法度」を公開初日に見に行き、「戦場のメリークリスマス」をわざわざ映画館でみたですよ。

ミニシアター系では監督を「奇才」と、よく言う。
巨匠の部類の監督というのは、もしかしたら今のミニシアター時代からは出ないかも…?
Posted at 02:09 | Cinema Days | COM(0) | TB(0) |
2008.01.19

「転々」を見た

和子と「転々」を見てきた(*゜ω゜*)
誘ってくれてありがとう〜感謝感激。無事に帰れましたでしょうか、終電…!

080119_1344~0001ちゃんとした感想は別に書く!
なんともラストまで良作すぎて、案の定ホームシック。
携帯を皇居の堀に投げる、あれは皇居外苑で多分、千鳥ヶ淵へ行く途中。
西武鉄道が全面協力してて、駅とか出まくりだったけどどこの駅か分からなかった。
おじさま、「転々」に協力してくださってありがとう、勝手に感謝。
撮影秘話とか聞けるかなー妄想。普通、ロケって京王線や東急が多いんだけどもね。
駅は…わが西武新宿線、野方あたりかなぁ。
三色ジャージ使い回し、ラムネにラムネを、麻生久美子、岸辺一徳。
バイオレンスよしずみ((((;゚Д゚))))ブルブルお天気どうしたの。
恋乃の同僚→クワイエットルームのナース→レイコスプレ、また昇格キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

映画終わった後、飲んだ!酔心らららいー。三谷藤夫という大好きな酒と再会した。うめーー
ここでは書けない(?)、引くようなオタク話から、旧派閥会合から、いろいろ話した。
和子と2人で飲むのは実は初めてかもしれない!なんてことだ!
らんまのキャラソン焼いてやんよ。90年代のアニメセル画写メ送ってやんよ。
飲んでる時も、あらゆるタイミングが三木聡的で、何が起きても面白かった。
類は友を呼ぶのです、楽しいぬー。四条駅を暴走したのも気持ち良かったです。
Amazonやっべー、明日Amazonから2箱も来るよ、散財だよ。
某U田さんの凡ミスによって新歓に和子が来てなかったら、大変な事になっていただろう。
あの時のファルコンさんとの連携プレーは忘れられん。
AERAゲットならず!くそー、スクープやられた。絶賛ぐぐりちゅう。

最後は社学の話からdumbtypeへ。
世界の人々はdumbtypeの「S/N」を見たほうがいい、恋愛について考える時、社会的立場について考える時、すべての自分の属性について考える時、「S/N」の衝撃は凄い。
自分がもしヨーロッパやアメリカに行く機会があったら、dumbtypeのアーカイブを持って行く。
言葉の通じない人にも「S/N」を見せたい、本を読ませたい、と思う。
個人で楽しむので「S/N」の映像下さいって、高谷さんに直談判…しようかなぁ…。
今、北極だか南極だかに行っておられる。いつお帰りになるのでしょうか。

Diamonds&Foreverに行きたい、京都離れるまでに行きたい、誰か一緒に行こう。


ああ、そうそう、初夢きました、今年も14日に。
第一部では、いろんな人たちと勉強合宿する夢でした…井上大明神様と机を並べた…
高校時代でした…一緒に煙草吸いました…ギターうまかった…みんなでスーパーで買い出しした…
第二部では誕生日を偽ってディズニーランドに行って、美味しいカボチャを手に入れました…

昨日見た夢ではBUCK-TICKの皆さんとクリーニング店で働き、店終わってから後楽園遊園地…櫻井さんと今井さんと…なぜか清春もいた。なぜ。
BUCK-TICKでホットペッパーのせい…

なんかいろんな人とジェットコースターに乗る…あっちゃんさまが隣の席に座ることになり、左右どっちに座るかで話し合った…
あっちゃんママ追悼の「さくら」を聴きすぎたか…。夢で良かった。

そういえば小野瀬潤さんは高校時代に1時間目から寝始めて、ふと起きたらみんなが机を動かしていて、掃除の時間にタイムスリップした経験があったと聞いた。寝る子は育つ…が、寝すぎ。
寝る子は育つ…寝よう。
Posted at 01:40 | Cinema Days | COM(0) | TB(0) |
2007.11.08

映画「クワイエットルームにようこそ」を見た

映画の感想の前に、最近インパクトがあった単語とか。
ガスパッチョは、お母さんがいたく気に入ったらしく、、家にいろいろとノベルティがあった。
東京ガスのマスコットらしい。火ぐまのガスパッチョ 
関西で生活してると東京ガスのCM見ないから知らなかった。
ほっこり系の、いそうでいないクマ。

もひとつ。ガラガラポン。週刊文春の中川昭一インタ読んでて気になった。
「良識ある民主党員と行動を共にする事もあるかもね、平沼さんとかね、自民と民主でガラガラポンもアリだよ(超要約)」みたいな話。
ふと思ったけど、ガラガラポンってなんですか。
ふるいにかける、というような意味で捉えててOKかしら。ガラガラポン。
なんか響きが面白い。ガラガラドンみたいだ。
(後日追記:Yahoo知恵袋を参照するともっと分かりやすいことが書いてあった)

今日は、京都へ帰る前に立川で遊んできた。
■■ムーミンニュース(第53号、11月2日配信)■■
エキュート立川でムーミングッズ販売しています!エキュート立川3FイベントスペースTORICO で「ムーミンプレミアムショップ」開催中。アラビアマグからムーミン半天まで、おしゃれで楽しいお買い物?
10月29日(月)〜11月25日(日)
ecute立川でムーミンのグッズ店が期間限定でオープンしているのと、映画を見ときたかった。
ecuteのムーミンの店では、今まで買いそうで買わなかったけど密かに需要が出てきたクッキーの型を買ってみたヾ(*´∀`*)ノ
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クッキー焼く時にがんがん使うぞー。

映画は、大穴!?監督ちゃんの「クワイエットルームにようこそ」を見てきた。
04年の「恋の門」が、もうダメだ〜、助けて〜ってくらい好きなのです。
「クワイエットルームにようこそ」は、スチール上った3月くらいにCut誌上で見てたくらいで、あまり予備知識なしで行った。
原作もまだ読んでない。けども、これが案外良かった。
見ないほうがいいんじゃないのって言われるほど、ストーリーは重いんだけど(笑)
ダウナー系かと思いきやアッパー系。「恋の門」とか、松尾スズキ周辺が好きだからなのかもしれないけど。
アッパーとはいえ、精神疾病の細部の描写も結構良くできててシリアス。
今うちのママンがまさしくクワイエットルーム備え付けの病院勤務な上、自分も思うところありあり(笑)
それでもやっぱりエンドロールまで飽きさせずにもっていくところとか、秀逸でした。
あとは、今回も美術さんが私の大当たりだったりとか、「恋の門」の人たちがたくさん出てたりで、もうニヤリとしてしまった場面が多かった。
庵野さんまた出てる!とか、恋乃の同僚がナースに昇格した!とか、塚本晋也はまた死ぬ役か!とか、大竹しのぶはまたぶっ飛んだ役か!とか、「恋の門」で影山ヒロノブが歌ってたギバレンガーの歌使い回してる!とか。たまらん。ネタバレごめん。

随所随所でダウナーからアッパーへと映画のテンションを持ち上げる小ネタは、ちょっと三木聡的で、04年から凄まじく進化してた。その仕込みは明らかに三木聡だろうみたいに思ってしまった。原作でもあるのかな、ガンジャを隠したマトリョーシカ。あれは良いネタ。
三木さんも好きそうだな、この映画。

全体を通して思ったのは、濃密なのにどこかコンパクトというか、身軽さを持っている映画だなぁあという事。
リリース媒体としては、TVドラマじゃできないだろうし、2時間ドラマでも無理だろうし、DVDでもイマイチ似合わない。やっぱり映画が1番しっくりする作品なんだろうと思う。
でも、それにしてはなんとも言えない心地良い身軽さ。あれはなに。
チープでもなく、リッチでもなく、サジ加減がいいあんばい。松尾スズキの映画はこうなるから面白い。
そして結局、映画館で見れなくなると諦めてDVDも買ってしまう。今回もそうなりそう。

とりあえず今、「恋の門」のサントラを引っ張り出してきてASIAN DUB FOUNDATIONとか、「不可思議実験体ギバレンガー」の唄を聴いている。レンガで殴るぞ〜このギバが〜♪
むちゃくちゃ。このままクドカンが撮ったヤジキタも再び見ようかしら。おいらんだ〜♪

でもあれだ、松尾スズキとかを全く知らない人が楽しめる映画かと言われたら、それはきっと違うような。見る人間にスタート地点をある程度求められるような作品撮る。
そこらへん難しい。映画映画してる黒沢清も、フラッと見に行って「あー面白かった」っていうような作品撮らないけど、なんとなくそういう常連の席に着かないとついていけないような感じは似てる。そういう路線でこれからも行くのかしら。その異色ぶりがまた面白いけど。
三木聡はTV出身だから入りやすいけど、松尾さんはまたちょっと違うしのう。
薦める人を選ぶ映画監督かね。
Posted at 23:50 | Cinema Days | COM(0) | TB(0) |
2007.11.04

映画「選挙」を見る

映画「選挙」を家で見る。BBCで放送されたのをやっと見た。
洋タイトルは「Campaign!」とされていた。まさしくそうなんだなぁ、これが。
通常、アメリカの中間選挙などでは「election」を用いて「midterm election」なんて言うんだけど、日本の選挙は「election」ではなく、「campaign」の方がどうやらふさわしい。
07年の参院選の安倍さん発言のように、「私を選ぶのか、小沢さんを選ぶのか」なんていう風にelection的に選挙に挑んでしまうと、campaignは失敗する。

選挙選挙
想田和弘


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監督・撮影・編集:想田和弘
製作:Laboratory X, Inc.  協力:IFP
登場人物:山内和彦、山内さゆり、小泉純一郎、川口順子、石原伸晃、萩原健司、橋本聖子 ほか
ドキュメンタリー|120分|カラー|日本/アメリカ|デジタル上映(16:9/ステレオ)
配給・宣伝:アステア(問合せ先:03-5459-1173)
 2005年秋。東京で気ままに切手コイン商を営む「山さん」こと山内和彦(40歳)は、ひょんなことから自民党に白羽の矢を立てられ、市議会議員の補欠選挙に出馬することになった。政治家の秘書経験もない山さんは、政治の素人。しかも選挙区は、ほとんど縁もゆかりもない川崎市宮前区だ。地盤どころか後援会すらないまま、激しい選挙戦に突入することになる。
 しかし、自民党としても負ければ市議会与党の座を奪われてしまう大事な選挙。何としても勝たなければならない。地元選出の自民党議員や秘書たちによる激烈な戦闘態勢が組まれ、世にも過酷なドブ板戦が始まった。
 対するは、民主党、共産党、神奈川ネットワークからそれぞれ公認されたベテランたち。地方の市議選であるにもかかわらず、自民党大物議員の石原伸晃や川口順子、橋本聖子、萩原健司、果ては小泉首相までが応援に駆けつけ騒然となる。
 山さんは少しでも選挙民に自分の顔を売るため、神社のお祭りや保育園の運動会、老人会、果ては駅やバス停にまで出かけていき、片っ端から握手を求める「電柱にもおじぎ作戦」に出る。
 また、確固たる後援会のない山さんは、地元選出の自民党議員の組織力と地盤を拝借できなければ当選はおぼつかない。他の自民党市議や県議、国会議員の支援者に自分への投票を呼びかけ、党挙げての組織票固めを試みる…。

ドキュメンタリー映画としては、難しくないうえに、かなり面白い部類だと思う。
小泉政権時代の落下傘候補、しかも市議新人候補で、東大卒だけども文系育ちでどこか頼りなくて体育会系の政治の世界に自信がないと明言し、先輩先生や奥さんに叱咤され弱気になる…。
政治家なんてなるもんじゃないのねと思いつつ、他人事なので爆笑。

受け取り方がいろいろできるなぁ、という感じ。
・日本のオカシナ選挙(選挙というよりは本当にキャンペーンという単語がふさわしい)
・「選挙を頑張る」という本末転倒な構図
・鞍替えや新人候補(この映画では市議ですが)の位置付け。それは大本営というか、中央の政府のために利用されるものなのか。
・地元出身地元育ち、地元から立候補じゃないと、ローカルを無視というか、有権者の事はやっぱりあんまり考えていない。突然左遷というか、落下傘で来た候補者に、土地の事が分かるわけない、と保守的な考えもちょっとしてしまう。

選挙カーで街宣してる時のシーンがすごく面白かった。
小学校の頃、よく学校の帰り道を選挙カーが通っていて、子供目線・市民目線では候補者の事を眺めていたけど、立候補者側から撮られたのを見ると、新鮮だったり懐かしかったり。
子供たちは選挙権持ってないけど、この映画で唯一微笑ましいともいえるような光景がシュールで面白かった。

NHKでの今後の放送予定
■BShi 12月6日(木) [深夜](=7日午前)0:00〜0:55
■BS1 12月24日(月)祝日 [午後]2:05〜3:00
■総合 1月6日(日) [深夜](=7日午前)1:00〜1:55

面白いのでぜひ。
Posted at 00:10 | Cinema Days | COM(0) | TB(0) |